◆2010/09/16 子どもたちの感性で上宝町の環境保全を目指す~「ホタルの里の環境調査」

和仁農園の本社のある、岐阜県高山市上宝見座地内は、
数年前より6月下旬から7月上旬にかけて
無数のゲンジボタルが群生し、
地域住民や訪れる人々に美しい情景を見せてくれます。

当地区では、奥飛騨温泉郷の温泉街から出る生ゴミを
畜ふんやおからなどと共に有機たい肥として処理し、
田畑に投入することで有効活用するなど、
地域社会全体が一丸となって、環境を保護すると同時に、
「循環型社会の構築」をも目指しています。
このような、地域住民、企業の日々の細やかな努力が実を結び、
ゲンジボタルが棲息する美しい環境が守られているのです。

そういった実態を、地域の子どもたちに知ってもらい、
自然環境の大切さを認識し、保全する運動につなげようと、
2010年9月16日、「ホタルの里の環境調査」を実施。
上宝町・本郷小学校の5年生11名が来園しました。

環境分析のプロである、神岡衛生社の研究員の方の指導のもと、
11名の小学生の皆さんが、上宝見座地内の「洞谷」と呼ばれる谷と、
和仁農園本社の裏手を流れる「高原川」の水質調査を行いました。

水質調査の前に、子どもたちは講義を受けます。
美しい環境にしか棲息しないホタルの特性や、
水をキレイにするために自分たちができること、といった話題を
真剣な表情で聴いていました。

講義の後は、洞谷の水、高原川の水の水質調査です。
水温を測り、透視度計という測定器具を使って水の透明度を測定したり、
試験紙を使ってアンモニアの含有度を調べたりなど、様々な水質調査を行いました。

器具を真剣にのぞきこみ感心したり、
比較のための汚水の匂いに顔をしかめたり、
調べたデータを記録したりと、にぎやかに調査は進みます。

「高原川の水はきれいなんやー!」

自分たちが調べた調査結果を見て、
地域の自然の美しさを子どもたちも実感してくれたようです。

その後は調査によって、よい水質であることを確認した高原川に
みんなでアマゴを放流。
いきのよいアマゴに、子どもたちの大きな歓声が上がります。

美しい川の中を、子どもたちの放ったアマゴが元気に泳いでいきました。

その後は和仁農園のスタッフや、関係者の皆さんとともに
屋外のテントで昼食。

和仁農園で採れた地産のお米や野菜をふんだんに使ったメニューは、
親子丼、キノコ入り味噌汁やポテトサラダ、かぼちゃの煮物、
ゆでたてのとうもろこし。
子どもたちはみんな、おいしそうに食べていました。

「高原川の水はとてもきれいなことが分かりました。
このきれいな水が、ずっときれいであるように、
今日教えてもらったことに取り組んでいきたいです」

「洞谷や高原川がとってもきれいな川だと分かって、
うれしかったです」

「これから自分たちで出来ることはしていきたいです。
お昼ご飯はおいしかったです。ありがとうございました」

調査終了後、学校に戻った子どもたちから、うれしいお手紙が届きました。
自分たちの住む地域の調査を、自分たちの手で行うことで、
環境保全の意義を実感してくれたら、
こんなに素晴らしいことはありません。

少子化が進む当地域において、地域の子どもたちと一緒に環境や、
地域産業である農業を守ることの大切さを考える機会を作ることが、
自分の故郷を思う気持ちにつながってくれたら、と期待しています。

私たち和仁農園は、今後もこういった活動を通して、
子どもたちの未来に、この美しい環境を残すための努力をしていきたいと考えています。

■関連するページ:  お知らせ 環境への取り組み